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ウィリスの宇宙交信記

天体観測と日頃のあれこれ

天文初心者でもできる!星が回っている写真の撮り方

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天文初心者でもできる!

星が回っている写真の撮り方f:id:uxirisu:20170309153251j:plain

2017/3/5 伊豆半島 爪木崎にて

 

みんなこんな写真見たことない?

星がぐるぐる回転しとるな!

地球の自転を感じさせられる一枚や

 

今回はこの写真の撮り方を書いていこうと思う

 

ちなみに3つのカメラ設定するだけでOKで、意外と簡単やで!

 

 

準備するもの

一眼レフカメラ

一眼レフって書いたけど、シャッタースピードを設定できるカメラならなんでもOK

シャッタースピードっていうのはカメラのシャッターを開けておく時間

 

カメラの「カシャッ」って音はシャッターが開いて閉じる音で、普通は1/2000秒とかすごい短い時間しかシャッターは開いてへん

 

星はすごく小さい光やからカメラのシャッターを長い時間開けて撮影するんや

 

三脚

カメラを乗せる三脚が必要やで

 

星を撮るときはカメラを固定して30分~1時間くらい静止させとかなあかんから絶対必要や

 

軽い三脚だと風とかで揺れて星の写真がブレてまうから、ある程度重いやつのほうがいいな

 

暗い夜空

これがないと始まらへんな!

 

暗ければ暗いほどいい!時間帯でいうと2時とかやな

 

俺の経験則やけど0時くらいから街明かりが 減り始める みんな寝るんやろな

もし星空が光害で明るくなってたとしたら星ぐるぐる写真は撮られへんで

 

上の写真でいうと写真の下が街明かりの光害で空が青くなっとるな

上の方が暗い夜空で星が映えて見える

 

光害がひどいと星と空の明るさが一緒くらいになって星が見えなくなってまうんや

 

 

カメラの設定

今回はNikonのカメラ(D5300)で説明するな

 

カメラの設定とかについてはCanonでもオリンパスでもSONYでも一緒やけど、操作方法とかボタンの位置については少し違うかもしれん。。。すまんな

 

カメラのモード

カメラのモードの設定について説明しよう

 

カメラのモードには自動モードとか景色モードとかいろいろあるんやけど、今回設定するモードは「マニュアルモード」これはカメラのすべての設定を手動で設定するモードや

 

自動モードやとシャッタースピードや写真の明るさとか全部自動でやってくれる

けど、今回のターゲット星のぐるぐる写真は特殊やから全部自分で設定するで!

 

カメラのくるくる回るところがあったら(もしくわ液晶画面)「M」ってところに設定してくれ そこがマニュアルモードや

f:id:uxirisu:20170314040954j:plain

次はいよいよカメラの内部設定をするで

マニュアルモードやから手動で設定や

 

3つの項目を設定するだけやからそんな不安そうな顔せんでええで

 

ただどこのボタンを押して設定するかはカメラによって変わりすぎるからそれぞれ自分が持ってるカメラの説明書を(WEBとかにもあるで)見て設定してくれ!

 

ISO感度

ISOって項目を設定するで!これは光に対する感度の良さ

 

uxirisu.hatenablog.com

 

 

ISOの値が高いほど敏感に光を検知する

 

カメラによって大きく変わるけど100〜10000くらいで変更できるんや

 

いつも星の写真を撮るときはシャッタースピード13秒 ISO感度3200とかやけど、今回の星ぐるぐる写真はシャッタースピード30分以上と長すぎるからISO感度3200だと光を検知しすぎて写真が真っ白になってまう

 

じゃあ、どうすればええんやと。。。

ここは俺の経験やけどISO感度160にしてくれ!

え?小さすぎじゃない?って思うかもしれんけど、30分以上もシャッターを開けて光を集め続けるからこれくらいで実は大丈夫なんや

 

シャッタースピード

次にシャッタースピードっていう項目を設定するで

 

uxirisu.hatenablog.com

 

これはカメラのシャッターを開いている時間のことや

 

 

普通は何秒っていう単位で設定するんやけど、特別な設定が2つある

それは「Bulb」「Time」や!

 

「Bulb」バルブモードは撮影ボタンを押し込んでいる間だけシャッターを開けるっていうモードや

「Time」タイムモードは撮影ボタンを1回目押してから2回目押すまでの間シャッター開けっ放しにするモードや

今回は「Time」モードに設定してくれ!

 

絞り値

絞り値ってのは光を取り込む量を示す値や

  

uxirisu.hatenablog.com

 

 

低ければ低いほど光を多く取り込むんやで

 

この役目は人間の目でいうと虹彩が担っとるな

眩しいと虹彩が瞳孔を閉じたりしとる

f:id:uxirisu:20170314042638p:plain

絞り値はズームの度合いによって変わるけど3.5〜36くらいで調節できる

よくF3.5とかって数値の前にFをつけるんや

 

今回は絞り値F5にしてくれ!

 

最終的にカメラの液晶にこんな風に表示されとると思う

f:id:uxirisu:20170312002404j:plain

シャッタースピードTime  絞り値F5  ISO感度160

 

 

撮影までにすること

さてさて、ここから撮影ボタン押して撮るだけじゃなんいんや

三脚にカメラを固定して、星にピントを合わせなあかん・・・ 

 

三脚にカメラを固定

三脚にカメラを固定するのはできるとして、カメラをどの方向に向けるかが問題になる

上の画像みたいに一点を中心に星が回っているような写真が撮りたかったら北極星の方向にカメラを向けなあかんで

 

その中心の星は北極星やからな

f:id:uxirisu:20170309153251j:plain

北極星近くの星は北極星遠くの星より回るのが遅いのがわかるな

 

撮りたい星空の場所によってシャッタースピードが変わってくるかもしれん

 

北極星の場所は星座アプリとかでわかるで

 

ピント合わせ

星にピント合わせるのは手動でやらなあかん

 

最近はAF「オートフォーカス」(自動でピントを合わせる)の技術がすごくなってきとるけど、暗いところでは使われへんねん・・・

 

だからMF「マニュアルフォーカス」(手動でピントを合わせる)でやらなあかん

f:id:uxirisu:20170314040917j:plain

一眼レフカメラの場合にはレンズ部分にAかMの切り替えスイッチがあるからそれをMにしてくれ

 

そうすると次の左画像の指差してるギザギザしてるリングが回せるようになるそれを回すとピントを調節できるで

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ちなみに右画像の指差してるところは拡大縮小を調節するリング

 

一番大きい星とか月とか(めっちゃ遠くの人工的な光でもええ)をカメラで見ながらピントを調節するとええで

 

それでだいたい無限遠にピントがとれるからがんばってみてくれ!

 

 

撮影

ようやく準備が整った!星ぐるぐる写真を撮っていこう!

まず撮影ボタンを押す

 

そしてカメラ周辺で光を発さないように注意しながら40分くらい待機

その後、また撮影ボタンを押す

これだけで撮れるんや

 

注意事項

注意事項というかアドバイスというか3点だけ・・・

撮影中の光について

カメラで撮影中一番厄介なのが車のライト

40分も待機してたら夜中でも意外と車が通るんよ・・・一番の敵やぁ

 

車のライトがカメラレンズに直撃したらもう写真は真っ白になってしまうと思ってくれ

かなりの時間をかけて撮った写真が真っ白だったときは、かなりショックやで

 

対処法は車が来た時だけカメラレンズを隠す! 案外それでいけるんや

 

 

温度によるレンズのピントずれについて

ちゃんと星にピントを合わせても時間が経つとピントがずれてくるときがある

それはレンズが夜の寒さで冷やされて収縮して焦点距離がずれるからや

これが意外と無視できひんぐらい大きいずれで写真にしてみると全然違ってくる・・・

 

対処法はあらかじめレンズを外の温度に慣らしておくことやな

外の温度になったレンズでピントを合わせればええんや

 

カメラのレンズを温め続けるという方法もあるけど、極寒の中の天体観測以外ではめんどくさいからしなくて良い それはまた今度まとめようかな

 

 

カメラバッテリーについて

数十分というかなり長い間の撮影でカメラバッテリーがすぐ切れる

さらに、寒いところではバッテリーの消耗が激しいんや

スマホでもおんなじことが起こる

 

対処法は予備バッテリーを持っていくこと(最低でも1つは必要)

 

さらにその予備バッテリーはポケットに入れておくとかして温めとくこと

カメラに入っているバッテリーはカイロとかで温めることも一考やな

 

 

まとめ

結局設定としては

シャッタースピードTime (40分)

絞り値F5

ISO感度160

ってことや!

 

みんなも綺麗な星空写真撮ってみてくれ!

初めてでもカンタン・キレイに撮れる!  星と月の撮り方入門

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